FTmailシステムのサーバは厳重に管理されファイルは安全に保管されていますが、機密性の高いファイルなどは暗号化した方が安心です。
ファイルを暗号化する各種のソフトウェアがありますが、Windows, Macパソコンで気軽に暗号化し、復号化(元に戻す)できるのは暗号化ZIP方式です。暗号化ZIP方式で作成したファイルを暗号化ZIPファイルと呼びます。
ユーザ様のパソコンで予め暗号化ZIPファイルを作成しておいて、それをFTmailサーバにアップロードすることができます。また、通常のファイルをFTmailサーバにアップロードして、FTmailサーバ側で暗号化ZIPファイルを作成することもできます。
○ 暗号化ZIPファイルとは
ZIPファイルとは、ファイル(もしくはフォルダ)をZIP形式で圧縮して作成したファイルです。そして、暗号化ZIPファイルとは、パスワードを入力してZIPファイルを暗号化したものです。
Windows OS のエクスプローラーは、標準機能で暗号化ZIPファイルを解凍する機能があります。MAC OS では、DropUnZip.appや MacZip4Win.app などのソフトで解凍することができます。
○ 暗号化ZIPファイルのパスワードについて
暗号化ZIPファイルに限らず、現在の高速なCPUを利用すれば、5~6文字程度のパスワードならば、総当り攻撃で数時間~数日で解析可能です。パスワードは、8文字以上の英大文字・英小文字・数字・特殊文字を含んだ文字列にすれば安全性は高まります。
FTmailサーバ側で暗号化ZIPファイルを作成する場合、パスワードはFTmailサーバが自動生成して、メールでお知らせします。
○ 暗号化ZIPファイルの解凍・復号化の方法
(Windows エクスプローラの場合)
- 「スタート」メニューから「すべてのプログラム」、「アクセサリ」の中から「エクスプローラ」起動します。
- 暗号化ZIPファイルが存在するフォルダに移動してファイル名をクリックします。
- パスワードを入力すると復号化して解凍されます。
(暗号化ZIPファイル解凍ソフトウェアの場合)
- 解凍ソフトウェアを開きます。
- ウィンドウの中に暗号化ZIPファイルを「ドラッグ&ドロップ」によってコピーします。
- ファイル名が表示されますので、ファイル名をクリックします。
- パスワードを入力すると復号化されます。
- 適当なフォルダに解凍します。
暗号化ZIPファイルをパソコン側で作成する場合は、「ZIPファイルにパスワードを付ける (@IT) 」が参考になります。